パラサイト 半地下の家族 ネタバレ?感想

公開されたばかりのパラサイト半地下の家族を見てきた。

まるでジェットコースターに乗っているような感覚だった。徐々に上がってきたと思ったら一気に落ちていくあの感じ。軽い気持ちでおすすめできない作品だ。以下は感想を箇条書き。

・格差の対立がよく描かれている。弱者vs強者、弱者vs弱者。弱者は強者の利益を享受して共存できるが、弱者同士が繋がるのは血縁じゃなければ難しい。

・この物語のキーパーソンは父と息子だと思った。男性は理性的というステレオタイプがあるけれど、この登場人物に限っては理性的とは言えなかった。しがらみをなくすため、カッとなって、その場の状況で動いていると感じる。父と息子はそういう意味で本能的だなと。つまりノープランなんだ。娘さんは割と打算的で現実を見れている方だったのに、父と息子の本能的な行動に結果としては犠牲になってしまった。

・父が手にかけたのが犯人である彼ではなく、社長だったことに、これは「強者」への反逆なんだろうと思った。巡り巡れば弱者や格差社会が根本的な原因にあるからだろうし。結局、失うものがない人は簡単に他者から奪いとる加害者になる。無敵の人?


最初はコミカルに後半からは手に汗にぎるサスペンスに。息つく暇がないまま過ぎていった。時間がたつのはあっという間ではなくて、重く長く感じた。終了してから外へ出ると、暗い地下の劇場から地上に這い上がってきたような気がした。
渋谷で見たのだが、交差点を渡りながら、「ここはどこ? 私はだれ?」といったような、いろんなものが抜けてしまった不思議な感覚になった。しばらくぶらぶらして落ち着いたので、ラーメン食べて帰った。なんと言うか、ずっしりくる映画でした。