見えないものを見るために

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AIさくらさん、去年から東京駅にも居たけどな

nlab.itmedia.co.jp


高輪ゲートウェイ駅に設置されたAI案内の女性の件が燃えているようだ。
以下、抜粋。

「男性駅員にも名前を」「恋人の有無、普通はセクハラ」など厳しい声も

 一方で「なぜ女性だけアニメ調?」「男性駅員には名前がないのおかしい」など、女性キャラクターと男性キャラクターの差に疑問の声が上がっています。

 女性キャラクターには住所や年齢、恋人の有無などを聞かれると答える機能もあり、これには「公共の場でやったらセクハラ」「聞く必要も答える必要もない」「時代錯誤」と違和感を覚える人も少なくありません。

言われてみればそうやなーと、思った。
このAIさくらさん自体は2019年の1月に東京駅で初めて見て、物珍しさから写真を取ったのを覚えている。フォルダを探したらあった。

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写真を見返してみてわかったのが、このときは試験運用だったこと。はっきり言ってAIさくらさんの存在は空気だった。正月のラッシュで人はたくさんいるが、注意して見ないと気がつかないレベルであったし、なおかつオタク的な美少女に興味がないと立ち止まらなかっただろう。
男の駅員のバージョンもあるらしいが、アニメ調の女性駅員しか試験運用がなかった気がする。もしくは男性バージョンには全く気づかなかったか。

だから、結局、目立つ場所に切り取りされなきゃ、気づかないということなんだろうね。
普通に置いてあるだけなら一部しか目に止めない。


しかし、女性駅員だけアニメ調の美少女、セクハラに対してニコニコ返す、21歳という設定、等々「気持ち悪さ」というのは、並べると理解できる。

試験運用のときは単なる案内板に美少女がいる程度だったんだよなぁ。いつからセクハラ発言に対応できるようになったのだろうか。案内するという目的から女性駅員版だけ逸脱している感じはある。

最近のJRは全国でご当地女性キャラを推しまくりなので、その流れできているのかもしれないな。東北の片田舎の駅にまでオリジナルご当地美少女キャラの看板が置いてあった。乱発しすぎ。
鉄道とオタクは親和性があるから、社員や上層部に美少女マーケティングを推している人がいるのだろう。

何て言うか、どうでもよい話題ですな。
普通に生きていたらスルーされるようなAIですよ。